監督の独り言

俺の東京五輪・野球編

監督の独り言

今週末から、いよいよ日本のプロスポーツを先駆けて、プロ野球が開幕する。楽しみでならない。
選手会の年俸協議や外国人枠数等、まだ決まり切っていない部分もあるが、やはり我々ファンは楽しみで仕方ない。

そこで、コロナの影響で世界中のスポーツが中止となり、目処が立たず保留していた「俺の東京五輪企画」も再始動します。もちろん第2回は、野球編。

と、その前に、まずは高校野球について少しだけ触れておきたい。

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高校野球のスター誕生を阻むな

夏の甲子園中止発表後に、都道府県高野連単位での大会実施や、センバツ出場予定校の甲子園招待試合など、様々な球児達の為の救済処置がとられているはが、やはり地方予選から1戦も落とせないノックアウトステージだからこそ甲子園で生まれるスター・プロ野球選手も居る

わかりやすいところで言うと、花巻東戦での”投手”今宮健太(明豊)の覚醒やオコエ瑠偉(関東第一)のポテンシャル爆発、今井達也(作新学院)のチームを優勝へ導く快投は寺島・藤平・高橋(昂)を凌いで一気にプロ大注目に。そして最も近いところだと、1戦ごとに凄みを増していった吉田輝星(金足農業)の躍進・飛躍は、ドラ1へと導いた。

そういった選手達が生まれない、本当ならプロに行ける選手が開花せず(進学や社会人チーム入団も含めて)引退する事になるのは非常に残念であり、その選手の人生すら変わってしまう。

なんとか都道府県単位での大会後に、地区大会を開催し、U-18アジア選手権や国体・高校野球の部を見送り、大半の3年生のその後の進路もあるので初秋に、明治神宮大会の様な形式にて甲子園で全国大会が行われることを願う

投手陣

それでは本題に移ります。
まず現段階で多くの解説陣の予想は、’19プレミア12優勝メンバーを中心に、負傷等で代表辞退していた選手を加えたものでしょう。
しかし、あくまで「俺の東京五輪・野球編」です。私独自の見解で24名を現段階で選出してみたいと思います。

◎:当確 ◯:有力 ☆:ゲキ推し △:劣勢 ✕:落選 と優劣を表します。

先発

◎ 千賀滉大(ソフトバンク)
昨年、開幕試合の初球で161km/hを記録した衝撃は未だ記憶に新しく、シーズン終盤ではノーノーも達成。奪三振率は歴代最高をマークし、間違いなく現・日本のエース。
代名詞となったお化けフォークは限りなく打者に近づいてから急激に変化し落差も大きい。また、真っ直ぐでの空振り率も、先発では昨年トップの値を誇る。

◎ 今永昇太(DeNA)
昨シーズン主要3部門では最後までタイトル争いを演じ無冠も、最多完封を記録。また、チェンジアップを習得し、更にストレートが活きる投球スタイルに進化。
ラミレス監督が大切に育てた左腕のエースは、円熟期を迎えている。

◎ 高橋礼(ソフトバンク)
プロ入り後の活躍前に代表入りし、投球フォームのみでの選出かに思えたが、昨年はシーズン通してローテを守り日本一の原動力に。
プレミア12でも世界一の立役者となり、今や国際戦には欠かせない存在に。
アンダースローとしては驚異の最速146km/hを誇る。

☆ 阪神・高橋遥人
真っ直ぐは超一級品で、昨シーズンQS10試合を記録した貴重な左腕。
変化球に磨きをかけて今シーズン飛躍すれば代表に必要な存在にも。

△ 菅野智之(巨人)
巨人の、球界のエースも、個人的な印象はピークを越えたか。
入団以来、素晴らしい成績を残し続けており、楽天・則本同様に勤続疲労が昨年の成績低下の原因であれば、今年の開幕も遅れた事はプラスになるのだが…。
2017WBC、雨の準決勝・アメリカ戦での鬼気迫る快投をもう一度見たいとも思う。

✕ 岸孝之(楽天)
精密なコントロールに緩急をつけたピッチングは秀逸だが、真っ直ぐが綺麗すぎる事と主流のカットボール・ツーシームを手持ちなしに対海外勢に挑むのは厳しい。

✕ 大竹(巨人)

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リリーフ兼第2先発

◯ 則本昂大(楽天)
入団以来6年間で1100イニング以上登板し、酷使されていた身体も昨年途中に復帰し成績もまずまず。開幕の延期はプラス材料で、能力・国際戦実績は申し分ない。また、短いイニングで集中しゾーンに入った時は無双状態であり、セットアッパーとしても。

◯ 山岡泰輔(オリックス)
ダルビッシュが高校時代の彼を見て絶賛した縦スラはプロではもちろん国際戦でも通用し、更にカットボールも一級品。5種類の変化球を操り、縦の変化に弱い海外勢には奪三振も期待出来て魅力たっぷりであり、プレミア12での成績は度外視して良い。

☆ 広島・床田寛樹
150km/h超えのストレートとスライダー・カーブを操る制球力は抜群で、出どころの見え辛い投球フォームが武器。
本来左腕の魅力である、対左打者にはやや迫力を欠く印象。今季、課題克服で代表入りも。

✕ 大野雄大(中日)
昨シーズンこそノーノーを含め素晴らしい活躍だったが、彼の真っ直ぐと変化球では国際大会では厳しい印象。実際、プレミア12で証明される形に。

✕ 田口(巨人)

リリーフ

◎ 山本由伸(オリックス)
金子や西が移籍し、昨年先発として覚醒した。プレミア12で記録した最速158km/hの真っ直ぐはもちろん、多彩な変化球が魅力。特に、150km/h近いカットボールと新球シュートは更に打ち手を困らせる。
最優秀防御率右腕は、状況により先発・第2先発でも。

◎ 甲斐野央(ソフトバンク)
プレミア12では追加招集にも関わらず5試合無失点とMVP級の活躍。
しかし、プロ初年度に65登板・CS・日本シリーズ・プレミア12とフル回転した代償は大きく右肘靱帯損傷。保存治療を選択し回復傾向も今後が心配。約2500rpmの160km/h近い真っ直ぐをもつ彼は、金メダルを目指す侍Jにはマストである。

◎ 山崎康晃(DeNA)
DeNA及び侍ジャパンの広報部長は、紛れもないプレミア12胴上げ投手である。
日本球界での実績は申し分なく、国際舞台での実力も示した。独特変化を見せる亜大ツーシームを初見で打つことは、どんな強打者であっても不可能である。

☆ 巨人・戸郷翔征
日本人離れしたダイナミックな投球フォームから真っ直ぐとスプリットを投じる。
変化球の制球力に課題も、伸び盛りなだけに今シーズン活躍次第では。

☆ ソフトバンク・尾形崇斗
千賀・甲斐・周東に続く育成出身のスター候補。
全盛期の五十嵐亮太のようなストレートは圧巻で、あとは今シーズン1軍でどこまでできるかだが、ポテンシャルは非常に高い。

△ 松井裕樹(楽天)
昨シーズンは見事クローザーとして復活も、フル稼働の翌年は反動で成績が落ち込む傾向。しかも、今シーズンは先発再転向。
開幕が遅れ蓄積疲労は癒えたとしても、どっちつかずになる可能性も。

✕ 嘉弥真(ソフトバンク)、中川(巨人)

今シーズン次第

今シーズンの活躍次第という条件付きの大穴で、
ポテンシャルは球界投手史上最高の未完の大器 ★佐々木朗希(ロッテ)
松坂大輔級に初年度の大活躍が見込める早熟は既に完成形 ★奥川恭伸(ヤクルト)

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野手陣

当確オーダー

1番 セカンド 山田哲人(ヤクルト)
今や代表のセカンドはMr.トリプルスリーのもの。プレミア12での活躍ぶりはダメ押し。

2番 レフト 近藤健介(日本ハム)
驚異的な選球眼は大きな武器で、プレミア12ではチーム最高出塁率。元々は捕手であり、ユーティリティさも好感。

3番 ライト 鈴木誠也(広島)
プレミア12のMVP。海外勢特有の動くボールへのアジャストも完璧で、群を抜いていた。

4番 センター 柳田悠岐(ソフトバンク)
昨シーズンこそケガや不調に苦しんだが、球界最強野手は生涯ホークス宣言で復活を期す。

5番 ファースト 浅村栄斗(楽天)
チャンスに強い2度の打点王は国際大会でも変わらず勝負強く、それはプレミア12で証明された。

6番 ショート 坂本勇人(巨人)
史上最速2000安打こそ、不可抗力により絶たれたが、攻守とも球界最高ショートストッパー。

7番 DH 森友哉(西武)or 山川穂高(西武)
パ・リーグ首位打者・森が入れば、打線の強化と捕手不足が解決されるも代表経験は無いに等しく、大きく右足を上げる打撃フォームからも国際大会では不安材料が多い印象。
また、打撃フォーム改造に着手した山川はオープン戦では好成績。シーズン通じ安定して高打率を残せるようであれば、球界屈指の長距離砲を選出したい。

8番 サード ???

9番 キャッチャー 會澤翼(広島)
昨年、初の規定打席到達・得点圏打率トップと遅咲きも、プレミア12では捕手能力の高さから大会途中に正捕手の座を奪い、決勝もマスクを被った。

ベンチ控え

◎ 源田壮亮(西武)
バックアッパー要員も、守備力は坂本を凌駕する部分があり、機動力・犠打等の小技も光る。そして、なにより野球IDの高さを買う。

◎ 外崎修汰(西武)
走攻守全てがハイアベレージである。打率・長打・機動力、そして守備ポジション。
二・三・遊・外、このユーティリティ性は枠の少ない国際大会では貴重。

△ 吉田正尚(オリックス)・丸佳浩(巨人)
共に近年の実績は素晴らしく、その能力に疑いはない。しかし、プレミア12での低調は評価し難いもの。丸に関しては、日本シリーズ後オフに入った後に緊急招集であった為致し方ない部分もあるが、大半の試合でクリーンアップは入った吉田はまったくと言って良いほど打てず。また選手枠の少ない五輪で、外野手である事もポジティブではない。

△ 甲斐拓也(ソフトバンク)
お馴染みキャノンは驚異も、打撃が課題。また、扇の要としてもプレミア12では會澤に劣る部分を露呈してしまう。エース千賀のお化けフォーク要員としての1枠は厳しい。しかし、巨人・小林よりは上の印象で現状三番手も、先述のDH山川案採用なら選出。

✕ 周東佑京(ソフトバンク)
盗塁・走塁専任として、貴重な控え野手4枠に入れるべきなのか?
たしかにプレミア12では彼の活躍無くしては、優勝はなかった。
しかし、それから4枠も減る五輪で、尚且つその活躍でマークも厳しくなる事を予想すると、選出は見送りたい。

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残り3枠を本命不在のサードを中心に考える

課題はサード。現代表の松田宣浩(ソフトバンク)はキャリアやムードメイク面では群を抜くも、やはり1年延期もあり世代交代が必要ではないかと考える。突出した選手がいない為、複数名選出して本番は調子の良い選手を起用するスタンスでいきたい。

となると、まずは奈良県民である筆者は 岡本和真(巨人・三)を推したくなる。

奈良のニュースターは、今季(主力定着後)勝負の3年目を迎える。
巨人で一・三・外と振り回されるポジションも、代表ではユーティリティ性なってアドバンテージに。

しかし、やはり国際大会。増しては五輪で頂点に立つために現実的に考えると、

高橋修平(中日・三)
西川龍馬(広島・外/三)

この二人は、昨シーズン目覚ましい活躍でブレイクし、アベレージに期待できる。
現在日本で主流の大きく足を上げてタイミングを取るフォームでなく、細かいステップから振りにいくので、特に国際戦で力を発揮できると考える。

また、茂木栄五郎(楽天・遊/三)は、踏み込んでからの回転力で打っているので、パンチ力の欠ける侍打線に左の中・長距離打者は魅力的であり捨て難い。

超スーパーミラクル大穴で、
石川昂弥(中日・三)
昨年のU-18ワールドカップで、(東邦高校が早期敗退した事を差し引いても)現役高校生の中で唯一木製バットに完全対応し、四番として大活躍したインパクトが忘れられない。

無理とはわかっていても…

当然、メジャーリーグ所属選手も招聘できるなら当然呼びたい。

大谷翔平(エンジェルス
間違いなく日本史上最高の”野球選手”である彼は、投打の主軸を張れる能力は周知の通りで、ユーティリティ性という意味では最強。
DH+リリーフ起用は贅沢過ぎるだろうか。

ダルビッシュ有(カブス)田中将大(ヤンキース)前田健太(ツインズ)
投手に関しては五輪公式球に限りなく近いメジャー球での実績がある事は大きなアドバンテージ。
2019年後半のダルビッシュは驚異的なスコアをマークしており、マーくんも大舞台に強い。また、リリーフ等チーム事情に柔軟に対応しているマエケンもチームの底上げになる。

秋山翔吾(レッズ)筒香嘉智(レイズ)
この二人は今季からのメジャー参戦になるが、国際舞台での実績と経験が豊富であり、
打線としても必要不可欠な存在である。

まぁ、メジャーリーガーは現実的でないので、選考外としてまとめると…

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五輪代表

投手 11名

千賀滉大(先)

今永昇太(先)

高橋礼(先)

高橋遥人(先・2)

山岡泰輔(2)

床田寛樹(2)

則本昂大(2・リ)

山本由伸(2・リ)

甲斐野央(リ・抑)

山崎康晃(抑)

佐々木朗希(夢)

先:先発 2:第2先発 リ:リリーフ 抑:クローザー 夢:夢を現実に

野手 13名

會澤翼(捕)

森友哉(捕)

浅村栄斗(一)

山田哲人(二・一)

外崎修汰(二・三・外)

高橋修平(三)

西川龍馬(外・三)

茂木栄五郎(遊・三)

坂本勇人(遊)

源田壮亮(遊)

鈴木誠也(外)

柳田悠岐(外)

近藤健介(外)

いかがでしょうか? あれこれ考えを言い合うのも楽しいですよね! もーとんJAPANなら現状このメンバーで金メダルを獲りにいきます!!(^^ゞ⭐

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