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’20夏の甲子園 奈良予選 準決勝・決勝結果略筆 & 大会総括

’20夏 最終結果(ベスト16以上)大会

昨日、7月15日奈良県予選の決勝戦が行われ、これにて全290試合が終了しました。各学校監督様、大変お疲れさまでした。優勝以外の290校は再始動しておられる事と思います。また、秋に向けて頑張っていきましょう。

今回は、準決勝2試合と決勝戦を振り返ります。熱きランカー校同士の戦い、まとめましたのでご覧下さい。

準決勝 第1試合 享愛 VS 吉祥

互いに万全の状態で挑む準決勝。県ランク1位対3位という超好カード。
過去、公式戦での対戦経験は無し、練習試合での対戦成績は2勝2敗1分けの五分。
享愛さんは’18一年生大会以来で初の非カテゴリー大会の優勝、
吉祥さんは初の栄冠と共に甲子園への春夏連続出場を掛けての一戦。

享愛さんは主砲堀川君を四番に戻し、下位打線6~8番は絶好調が顔を揃える。先発はエース石沢君。
吉祥さんは打順すら変えない盤石の固定オーダー。エース富田君は絶好調でマウントへ。

試合は序盤から動いた。2回表、先頭堀川君のヒットで出塁すると、久田君は四球を選び、七番高瀬君が3ランで享愛さん先制。その後、3回裏に吉祥さんは岩原君の内野安打を四番中西君がタイムリーで返して1点を返す。

その後は、ランナーを出すも得点は許さない石沢君と、2塁すら踏ませない富田君の気迫がこもったピッチングで、共に均衡状態に。

そして7回。享愛さん先頭の久田君がスリーベースで出塁すると、八番菅原くんがタイムリーを放ち追加点。
その裏、吉祥さんも先頭渡辺君がヒットで出塁すると、ここで享愛さんは二番手垣内君にスイッチ。
しかし、代わり端に富田君が自らのバットで1点追加して、尚も無死二塁。ここは畳み掛けるチャンスと代走を送って一気に追い上げを狙う。だが、垣内君はここから意地の投球で2三振を含む三者で切り抜けた。

8回表、吉祥さん二番手の細沼君は三者凡退でリズムを取り戻すも、裏の攻撃では金井君が出塁も盗塁失敗でチェンジ。

9回、菅原君・高瀬君がヒットも無得点。その裏、2点を追い掛ける吉祥さんだったが、細沼君が連続三振含む三者凡退で試合を締めた。

享愛 4 – 2 吉祥

互いに無失策、与えた四球は1つのみと戦前予想通りの非常にハイレベルな試合だった。
1~5回まで毎イニング、ランナーを得点圏まで進めながらも1得点だった吉祥さんに対し、唯一の四球をホームランで得点にした事が象徴している様に、数少ないチャンスをものにした享愛さんに軍配が上がった。

MOMは、高瀬君(享愛)。序盤ながら結果的に、この試合で複数ランナーがいた唯一場面でホームランを放った。打つべき場面にて最高の形で結果に応えた。

MⅠPには岩原君(吉祥)を選んでおきたい。この試合で唯一の猛打賞であり、すべての出塁時に自慢の足で2塁まで進塁しており、二番の仕事を全うしていた。

いつもの活躍が影を潜めてしまった佐藤君・中西君。富田君も1発に泣いた。
しかし、この互角の超強豪対決であれば、ある程度の運の要素もあってしまう。
今大会、彼らを中心にここまで勝ち上がり、春夏連続ベスト4は立派な勲章。
岩原君・佐藤君らはまだ2年生、栄冠の夢は後輩達が引き継ぐのであろう。

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準決勝 第2試合 あすか野 VS 大和

あすか野さん(県ランク6位)と大和さん(県ランク2位)というこちらも超好カード。共にに2017年創立であり、県内屈指の超強打線を誇るチーム同士の対決は投手陣がカギとなる。
過去最高タイの暫定ベスト4であり、このまま一気にキャリア更新して甲子園出場といきたいあすか野さん。
対して過去4度の栄冠の大和さんは、2年連続3度目の甲子園出場を狙う。

あすか野さんは、激闘の準々決勝からセカンド河田君に代えて東君。先発はもちろん板東君で調子は絶好調。
大和さんは大野君に代えてライトは2年・山田君を起用。エース小口くんを疲労で欠く中、先発マウンドには実力者・村上君を送る。

試合は序盤、互いにヒットが出るも無得点。
動いたのは3回。表にあすか野さんが盗塁を絡めて先制すると、裏に大和さんは佐野君の2ランで逆転。するとここから互いの打線が目覚める。

4・5回に相手のエラーや四球も利用して5安打で5点を追加しあすか野さんが逆転、リードを4点に広げる。
一方大和さんは5回裏、藤岡君・関根君のクリーンアップが連続タイムリーで3点。1点差まですぐに詰め寄る。

6回、両校継投に入る。
表に連続三振後、大和さんは村上くんから寺元君にリレーし、あすか野さんは三者凡退。
その裏、あすか野さんは先頭に出塁を許したところで、板東くんから二番手林君にスイッチ。
しかし、直後に野選もあって2死満塁となり、ここで藤岡君が2打席・2イニング連続の2点タイムリーを放ち、大和さんは再逆転に成功する。

その後、寺元君は無安打・無失点投球を披露。
打線も7回に長屋君・小森君の連続ホームランも飛び出し、折り返し以降前半までとは全く違った装いで試合は終わった。

あすか野 6 – 9 大和

互いに持ち味を出した一戦は、両チーム合わせて21安打4ホームランが飛び出した。
あすか野さんは前半、相手エラーもあったので更に得点を得て試合を決めるだけの大量点が欲しかったのと、6回の継投で先頭を許してからのスイッチが林君の試合への入り方を狂わせてしまった印象。
大和さんは、ピンチを奪三振で凌いだ先発村上君の粘りの投球はほぼQSであり、打線も好投手板東君・林君から12安打3発とはお株を奪う見事なものだった。

MOMは、寺元君(大和)。エース村上君から受け継いだマウンドで超強力打線相手にこの大事な場面・舞台で驚愕の無安打・無得点リリーフを完遂。1点ビハインドの状況から登板であったが、流れ・リズムを呼び込むピッチングでチームを逆転へと導いた。

MIPには、東君(あすか野)を選んでおきたい。今大会初先発出場がこの大一番となった試合で見事に猛打賞。5回には流れを一気に呼び寄せる2ランも放ち、超強力打線の層の厚さを見せつけた。

あすか野さんの黄金リレー板東君・林君は5回以外は打ち込まれた印象はなく大和さん相手に踏ん張りを見せてくれた。その分打線で援護したかったが、三番藤川君・四番杉山君は共にノーヒットだった。
しかし藤川君はSRながら三番に座り続け公式戦通算打率は.371で10ホーマー。四番杉山君に至っては、まだ2年生。超強力打線の核は今後、伝統の攻撃的野球を受け継いで頂きを目指す。

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決勝 享愛 VS 大和

厳しいトーナメントを勝ち上がってきたのは、最終的に県ランク1位・2位の二校。
この夏、奈良県最強を決めるに相応しいカードとなった。

享愛さんのスターティングオーダーは、今野君を下げて三森君をファーストに。高瀬君をライトに変更。そして、決勝戦もエース石沢くんが先発。
対する大和さんは、山田君に代えて関沢君をファーストに。小森君はライトに変更と両校同じようなオーダー変更で共に攻撃力重視の布陣となった。先発マウンドはエース小口君でなく村上君の連投をチョイスして意表を突く。

試合は前半静かな立ち上がりとなる。
1回裏こそ大和さんが足を絡めてたった2人で先制を決めたが、両先発の素晴らしい投球で試合は進んだ。

動いたのは5回表。ここまで許したヒットは僅か1本のみで4回には上位打線を三者連続三振と試合を支配しつつあった村上君が捕まる。4連打で同点とされると、享愛さんトップバッター門井君がタイムリーツーベースで2点追加し逆転を許す。

その裏、石沢君は3イニング連続の三者凡退で打ち取り、流れは享愛さんに。

すると、6回表。ランナーを溜めて菅原君が2イニング・2打席連続タイムリー、更に高瀬君が長打で更に2点追加。準決勝に続き下位打線が活躍。ここでたまらず大和さんは村上君に代えて、二番手寺元君を送り、以降を凌いだ。

その裏、大和さんの逆襲。この回一番からの好打順で2点を返し、享愛さんも二番手垣内君にリレーする。

そして両チーム継投に入ったここから激しい攻防が続く。

7回、享愛さんは三森君が起用に応えるタイムリーツーベースで2打点。大和さんは石森君の3ランで2点差に詰め寄る。
8回、享愛さんは久田君のタイムリーで3点差に広げるも、大和さんは関沢君が起用に応えるタイムリー、更に長屋君の2試合連発となる2ランで、遂に同点に追い付く。
ここで享愛さんは、三番手・近藤君に交代。

激しい攻防が続く決勝戦は、同点となって9回に突入する。

9回表、先頭の四番堀川君がいきなりソロで即1点リード。そして三森君が今日3本目のヒットで出塁すると代走今野君が盗塁を決め、こちらも本日猛打賞となる菅野君のヒットで生還し、更に追加点。その後、二死満塁となり、ここで三番手にエース小口君が登板。見事三振に打ち取り、致命傷は防いだ。
その裏、2点を追い掛ける大和は、またも一番からの好打順。
関根君・関沢君の連続ヒットで1点返し、尚も二死ながら1・2塁。
ここでバッターは準決勝でもホームランを放っている長打力カンストの小森君。
一発出ればサヨナラ優勝決定ホームランとなる場面も…、近藤君がその剛腕で三振に打ち取り試合終了となった。

享愛 11 – 10 大和

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試合後半はまさかの乱打戦となるも、決勝戦は奈良県最強を決めるに相応しい壮絶な試合となった。
強いて言えば、両校で唯一のエラーを得点へと繋げ、投げては無四球であった事が享愛さんの勝因とみる。

MOMは、石森君(大和)。この決勝という重要な舞台で好投手相手に4安打。内3本がタイムリーで5打点。そして自らも3得点生還し、大和打線を見事に牽引した。この左打ちはトレンドの二番最強打者説をも立証した。

MIPには三森君(享愛)を選びたい。大会後半はやや出場機会を失うも、決勝で2試合ぶりに先発出場すると5打数3安打1四球2打点と活躍。特に2打席目以降は全打席出塁し逆転を演出した。
盗塁死も5回逆転のきっかけを作った先頭でのヒットは評価したい。また7回の2打点も相手に流れを渡さない意味でも重要な追撃であり、常に彼のバッティングは要所を締めていた。

’20夏 最終結果(ベスト16以上)

優勝 私立享愛高校

初戦から準々決勝までは5点差以上の勝利で地力を見せ付け、準決勝・吉祥さん戦、決勝・大和さん戦では、共に辛くも勝利しての夏・初優勝。
投打の軸を中心とした素晴らしい活躍だった。

しかし、紙一重の準決・決勝を勝利したには理由がきちんとある。準決勝では互いにたった1つだけであった四球を、決勝では唯一のエラーを見事得点に結びつけた。
互いに投打に素晴らしい戦力を擁する戦いで地力を発揮しつつも、そういった相手の数少ない僅かなほころびを確実にものにしてきたからこその優勝ではないかと考える。
県ランク1位に相応しい見事な優勝だった、聖地での活躍を皆で祈るべきである。

準優勝 私立大和高校

大会通じて、その総合力の高さを発揮した。
初戦から5戦連続無失点、尚且つ内4戦コールドと圧巻の勝ち上がりの一方、榛原さん戦・あすか野さん戦では見事接戦を競り勝って勝負強さまで見せ付けた。
決勝でもまったく差のない紙一重の戦いを披露し、敗れはしたものの2017年1月創立の
レジェンド校の今大会でのハイパフォーマンスは称賛に値する。

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大会MVP 堀川浩汰捕手(享愛・3年)

全8試合で、常にマルチヒット以上を記録し続けて、大会通算打率は驚異の.667。
1試合を除きすべてで四番に座るも準決勝・決勝が物語っているように下位打線も打てるチームなので、33打数22安打3ホームラン10打点14得点という記録が示す通り、決めるよりは繋げるバッティングに徹し、打線の勢いと試合の流れを生んだ彼は、享愛打線の名実共に中心であった。また、扇の要として投手・野手陣を支えた事は言うまでもない。

特別優秀選手賞 石沢舜投手(享愛・3年)

もはやMVP級の活躍は周知の通り。5試合に先発登板し4勝、34イニングで自責点は5点。防御率は1.32で、被安打20・3四死球・22奪三振と申し分ない成績を残し、チームを優勝へ導いた。また、3年間の公式戦通算防御率でも2.13と高いレベルを誇った。

まとめと今後について

今大会は優勝校にしか甲子園出場権がない夏であったので、非常に中身の濃いハイレベルな試合が特に大会終盤には多く見られました。
決勝・準決勝はもちろんながら、準々決勝・吉祥さん対91田原本農業さん戦、あすか野さん対左京さん戦、榛原さん対大和さん戦、6回戦・桜井さん対大和さん戦、5回戦・天照学舎さん対鹿フンさん戦、秋篠学院さん対生駒東さん戦などは 実力校同士の僅差の試合が展開され見応え十分でした。

ベスト16に入られた鹿フンさん・(市立)小泉さん・田原本国際さん・桜井さん・奈保さんらのご活躍を拝見していますと「我々もやらねば!」、「秋こそはうちが!」と意気込む学校も多いことと思います。

特に2019年創立組は遂に、一期生が最上級生(現・2年生)となり、長きに亘り耐え忍んできた期間が報われると思います。ベスト8入りされた91田原本農業さんの背中を追い掛けましょう。

また、開幕前にも記しましたが、2018年組はこの夏で初の選手引退を経験され、心情的にも戦力的にも大変お辛いかと思いますが、我々後発組の壁となり、まだまだ立ちはだかって頂きたいですので、今後ともよろしくお願い致します。

早期敗退してしまった新設校・ビギナーさんは過去記事記載通りにまだまだこれからです。秋大会後にある一年生大会に向けて日々こつこつと頑張って下さい。また、現在開催中の’20創立校限定大会も第3回、第4回と続けていきますので、普段なかなか取り組めない同期校同士の育成・実践練習に是非活用下さい。
そして、フリーのオープン大会である近畿プレシーズン杯も第2回を8月開催に向けて考案中ですので、ベテラン校の皆様も楽しんで頂きたく思います。

これからもみなさんで俺の甲子園を盛り上げ、楽しんでいきましょう✨

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俺の甲子園 ~ NR学園 ~

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